またまた、つづきです。
(1)(2)の通りだとすると、「ネットショッピングを考える上で年代は無関係!」ということになります。
若者はリアルの売り場を見て歩くことに抵抗がない、逆に上の層はリアルの売り場を見て歩く時間的余裕が少なくなるのでネットを利用する、なんてことまで考え合わせると、
実は「若者より中年層の方がネットショッピングをしている」と思ってもいいくらいです。
まずはそう思うことが大事です。クライアントを説得する上でもね。
が、ここからがまたちょいと違います。
年代の上と下で買うものも違うからです。書籍やCDは年代に無関係かな。で、音楽のダウンロード、VODは若者? ファッションアイテムはどっちだ? と。
また、マーケの例を出すと、「カタログ通販雑誌」(女性向け衣類)が分かりやすいかな。
以前、一般的に言われていたのは、
・結婚→出産により家を出る(自分のためだけに外出する)機会・時間を失う
・カタログ通販による購入が増える
(最初はマタニティやベビー関連グッズの購入から)
(子供関係のフォーマル系衣類≒入園式用などの購入、から一般衣類などなどへ)
(そして家庭の便利グッズ、隙間家具などなどへ発展)
ということ。
が、近年、若者向けのカタログ通販の方が堅調だったかも。不景気が続いたので、若者の可処分所得だけが目立っていた気がする。一流ブランド流行りもそうだな。
そんなこともあり、「若者向け」「ファッション雑誌風」の記事編集・商品揃えが成功の秘訣とされてきたかも。
しかも、紙媒体はお金が掛かるので、「雑誌(風)」を「ネット」に置き換えたいと思うのは関の山で・・・・・・
なので、「カタログ通販」は【若者狙い】そして【ネット販売】へ、という戦略が当たり前とされてしまう傾向にある気がします。
#この戦略、大事な顧客を逃がしてきた気がするんだよなーーー。
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