2006/07/22

耐久消費財と最寄品

商品の分類として、このタイトルは正しくないですね(笑

それはともかく、この2つは同じマーケで扱う商品ジャンルでも大きく違うということが言いたいのです。
前者はクルマなどが典型、後者はトイレタリーとか食品とかが典型。

メーカー側の発想としては、
前者は「開発期間も長く、売れないものを上市するわけにはいかない」
後者は「とりあえず上市を遅れると市場を逃す。ニーズ探索から商品開発までを短縮する」
という感じかな。

後者は、下手な鉄砲、数打ちゃ当たる!みたいな見え方をされがち(それも正論かも)で、
その点で、前者は商品開発・マーケ戦略の王道(?)みたいに見られやすい。



そうかなぁ?といつも思う。

例えば、クルマのマーケはダイナミックで確かに面白い。マーケ的にも難しい、かな?。
が、難しいのは、商品を構成する要素が多いだけの話し。
ジャンルやクラスは細分化されてるけど、どれもクルマであることに代わりはない。
ユーザー側も「こだわり」を持っているけど、その分ユーザーを理解することは可能。

しかし、トイレタリーや食品はそうはいかない。
「関与度が低い商品」などと内外から言われ、クライアントも自虐的な観もあるが、
実はマーケ的にすごく難しい。
ユーザーの購入理由が分かりにくい、ユーザー自身が購入しているブランドがわからないなんてことも(笑
購入に関しても、トライアルと継続とがある。固定客化という課題と、購入高頻度化という課題がある。
また、クルマなどと違い、色んなところで商品が売られているということ。

#クルマは北米になぞらえれば、ネット中心になるかな?
#それでも、ディーラーかネットかという程度ですね

耐久消費財は、時間軸を固定してユーザーを切り刻むことが出来るけど、
最寄品にそれを当てはめると、変になります。
1つの嗜好を継続する必要はないのですから。

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