2006/07/30

都市型(?)SCが最近面白い

ここのところ、都内にも比較的大規模なヨーカ堂やジャスコが新規に出店し始めた。

私の個人的感想というか、私のライフステージに寄るところが大きいと思うが、これらのSCは非常に楽しい。


百貨店が長期低迷期に入り、その一方、バブル崩壊後もチェーンストアが堅調だった時代があります。(その後、百貨店は衰退の流れ?)
それから、チェーンストアの中も様変わりし、結局は百貨店と同じようなターミナル型のGMS業態は絶滅に瀕し、【郊外型SC】や【CVS】が伸長。

その典型が、前者=イオン/後者=IY、でしょうか。

(街の再開発・ニュータウン開発では、相変わらず百貨店が駅前にGMSを構えるという図式があるようですが、上手くいっているのでしょうか?)



イオンは、都市部を嫌い、地方都市のさらに郊外にSCを構えるという手法がはまり、成長を続けたようです。

IYはというと、セブンイレブンが屋台骨になったこともあり、SM業態は疎かに。イオンの出店ペースよりは遅かったようです。
近年はラッシュですね。



で、タイトルで「都市型SC」と書きましたが、都内に最近出来ているヨーカ堂やジャスコは、基本的な流れとしては「郊外型SC」ではないかと思います。

と、今日はここまで。また明日書きます。覚えていれば(笑

2006/07/29

流行りものといえば・・・

ブレーク(?)したのは3年前くらいからかな?
ブレークという表現は違うかもしれないが、以前よりはだいぶ売れていると思う。

市場が活性化したのはレノア登場からでしょうね。


そもそも昔から(ふた昔前くらいから?)、柔軟剤の期待効用には大きく以下の3つがあった。

1.センイの柔軟効果、衣類がやわらかく仕上がること、
2.特に冬の静電気防止、そして
3.香りの要素
(当然、これらからの派生もありますが・・・)

梅雨の時期などの部屋干しで、衣類の生乾きのイヤなニオイを防ぐために柔軟剤を使用するケースもあったらしい。
柔軟剤を使わないからといって、実際にイヤなニオイをどれくらい実感したのかは分からない。少なくとも、
洗ったはずの衣類が清潔に感じられなかったりしたのかも。そして、柔軟剤を使ったら、ほのかな香りがして清潔感を感じさせてくれてたのかもしれない。

ただ、昔は「3.香りの要素」がニーズとして顕在化していなかったのは確か。あくまでも1.が基本機能で、3.などは知っている人だけが得してる!みたいな。




話しが逸れそうなので戻すと、

レノアは売り方が上手かったのかな?!>実はよく分からない

が、「ファブリーズと共同開発!」というのは分かりやすかったね。
3.を「香り付け」でなく「防臭・デオドラント」としたことも良かったし、
「防臭・デオドラント」という、ちょっと間違えると却って汚らしい表現になるところを、その表現を使わずに伝えたことが良かったんだろうと。

#ま、花王をもしのぐGRPなので当然なのかな?!

それと、実は1.も忘れていないことに私はすごさというか、マーケの的確さを感じた。

それはTVCMで、ヌイグルミのようなキャラ(あれはクマ?ネズミ?)が「ふわふわー」としきりに言っているところ。
子供の声なので、母親への共感も得られるし、子供が覚えてたりするようだ。

※昔の「ファーファ」のTVCMを思い出させるね。「ファーファ」には未だにコアなファンがいるらしい。ユニリーバも洗剤(サーフ)はやめてしまったようだが、これは残しているし。



1.を忘れてしまうと、3.の要素が立ちすぎてキワモノ商品になったかもしれない。
キワモノ商品は、それがどんな商品?どのジャンル?なのかが分からず、使い方やわざわざ使う理由が見出せない、毎日普通に使えるものという印象がなくなる、ということがあるからね。

2006/07/26

定性調査と統計解析手法

バブル崩壊後、景気が悪かった時には、グループインタビューを始めとする定性調査がかなり減ったという印象を持っている。ま、あるところにはあったのだろうけど。
定性調査は商品開発や商品企画で使われることが多いので、景気が悪いと減るのかな?

各種の統計解析手法も、景気が悪い時には減ったと思う。特に、消費者研究やライフスタイル研究の方面ので。
大衆から分衆・小衆(死語か?)へ!とか、これからの時代は多品種少量生産!などと言われた時代は、前にも触れたクラスター分析などが持てはやされたしね。

それでも後者は、製造や販売、もっと大きな経理システムや経営全体の効率化という発想で、CRMやSCMといったもの(実はよく分からない<私)として、復活したり・・・・・・ブラックボックスのままね(笑


そうこうする内に景気も回復し、どちらも手を代え品を代え、色々と賑わっているようだ。
前者は、ユーザビリティだったりエスノグラフだったり(名前を付けただけだと思われるが)、、、
後者は、コンジョイントや共分散構造分析、パス解析とかが流行っているようです。


リサーチの世界も、独自に理論的背景を固めているんですね。
ま、リサーチの世界の商品開発ってヤツですね。

#もともと手作り感のあるリサーチには存在したものだと思います。
#実学なので、もっと違うアプローチもあると思いますが、流行りを作っておくと売りやすいわけで・・・

2006/07/25

サプリメント流行です!

サプリメント市場はかなり大きくなっている様子。

そもそもサプリメントって何だ?
健康食品・機能性食品などの総体だとすると、幅が広すぎるので、まずは「錠剤」系で考えてみる。
(これが実は間違えの可能性があるなと思う、今日この頃)


売れているのは、マルチビタミンや、昨年大流行りのコエンザイムQ10かな。
今年流行りつつある?コラーゲンは「錠剤」ではないなぁー、きっと。

で、これらはブランドでなく「成分」がそのまま売り文句になっていると思う。
メーカーはどこでもいいというのが一般的な意見かと思う。



「成分」の方向性としては、
(どれか1つに分類されるのではなく、分けてみると)
1.有名な成分のもの(ビタミン系各種、鉄分やカルシウム等)
2.昔からあるもの(ローヤルゼリーとかプロポリスとか、クロレラ・・・)
3.美容と健康でクローズアップ(特に健康情報テレビ番組で紹介)されたもの
4.自然治癒的に昔から言われている素材をベースとしたもの
(滋養強壮ににんにく、目にブルーベリー、野菜不足に○○など)
などなどなどなどがあるかと。

#1.の派生のマルチビタミンと、4.の1つの野菜粒や青汁、は同一ジャンル?


ブランドはと言うと、
ネイチャーメイド、DHC、ファンケル、やずや、小林製薬、わかさ生活、セサミン(サントリー)、ブルーベリーアイ(わかさ生活)、山田養蜂場、アサヒ、オルビス、、、、、、、、


イケてる領域・ジャンルには各メーカーなどがこぞって参入してるね。
大昔、ファストフードやファミレス業界に、日本の食品メーカーがこぞって参入した時とソックリ!


で、昔と大きく違うところは、
通販系を中心に、ネット販売を展開しているところが目立つことかな。
マス広告展開やら、カタログ(冊子)を商品認知の媒体にしたりはしているが、最終的な購入はネットに持っていく(少なくとも決済はネットがお得!にしている)という感じだと。


このネット展開で目立つのは、DHCとファンケルと小林製薬。

DHCのアイテム数は200オーバー。こりゃ、ロングテールを意識しているな。店頭販売では考えられないアイテム数ですね。
ファンケルも、アイテム展開はDHCに追随し、ショップ展開までもしてる。
小林は、爽快ドラッグにて、競合も含めた商品紹介をしてる。


ネットで言えることは、店頭販売と違い、販売優良アイテムに絞るということはしていないこと。多品種を展開しているということ。「アマゾン」を目指している?のかなと。

2006/07/24

SUVってなんなんだ?

今更ながら、恥ずかしくて人に聞けないシリーズ!

SUV=スポーツ・ユーティリティ・ビークルってのはわかってんだけど、
その派生というか誕生理由がわかりません(笑
クルマのマーケから離れてしまってから、10年以上(途中ちょぼちょぼはしてましたが)経ってしまいました。

うーーん、、、
スポーツカーとユーティリティカーは相反するものだったはず(笑
(10年前の私の理解がそんなもんだったのか>笑)
で、諸般の事情(って何だよ?)により、スポーツ・ユーティリティが流行ったのかな?

もっと勉強せねば。



※想像は付くけど、あくまで想像だし、流れが掴めません。
※ま、わざわざ知っておく必要もないかな。本流かどうかも分からないしね。

2006/07/22

クラスター分析の限界?

というほどの話題ではないです。
が、消費世界での消費者分類の方法論として、やはり違和感を覚えます。
前にもちょっと触れた時間軸が固定されているという前提でしか成り立たないということもありますが、

それ以上に嗜好の多様性を無視した結果が多いかなという、感想・経験則です。


クラスター分析の限界というより、嗜好性分類の限界かな?
ライフスタイル分類なら、その生活が継続できるならまだ有効だし、ライフステージによる縛りの方がより有効だと思うわけです。


では、クルマ好きに問います!!!
Q.あなたが欲しいと思うクルマは1つですか?複数あるとして、それらは同じジャンルに括れますか?
(こだわりという意味で括れるというのはナシですよ)

クルマ好きを自負する人なら、おそらく、色んな方向性のクルマが好きではないかと。


音楽もそうかな。
私は、ハードロック系もバラード系も好きです。


でも、分析上、各因子は有効かもしれないけど、各因子の総体で平均化される可能性がありますね。
そう、こだわり層とこだわらない層が同じになったりとか。
1つの嗜好性しか持たない人を区別するにはいいかもしれませんが・・・

耐久消費財と最寄品

商品の分類として、このタイトルは正しくないですね(笑

それはともかく、この2つは同じマーケで扱う商品ジャンルでも大きく違うということが言いたいのです。
前者はクルマなどが典型、後者はトイレタリーとか食品とかが典型。

メーカー側の発想としては、
前者は「開発期間も長く、売れないものを上市するわけにはいかない」
後者は「とりあえず上市を遅れると市場を逃す。ニーズ探索から商品開発までを短縮する」
という感じかな。

後者は、下手な鉄砲、数打ちゃ当たる!みたいな見え方をされがち(それも正論かも)で、
その点で、前者は商品開発・マーケ戦略の王道(?)みたいに見られやすい。



そうかなぁ?といつも思う。

例えば、クルマのマーケはダイナミックで確かに面白い。マーケ的にも難しい、かな?。
が、難しいのは、商品を構成する要素が多いだけの話し。
ジャンルやクラスは細分化されてるけど、どれもクルマであることに代わりはない。
ユーザー側も「こだわり」を持っているけど、その分ユーザーを理解することは可能。

しかし、トイレタリーや食品はそうはいかない。
「関与度が低い商品」などと内外から言われ、クライアントも自虐的な観もあるが、
実はマーケ的にすごく難しい。
ユーザーの購入理由が分かりにくい、ユーザー自身が購入しているブランドがわからないなんてことも(笑
購入に関しても、トライアルと継続とがある。固定客化という課題と、購入高頻度化という課題がある。
また、クルマなどと違い、色んなところで商品が売られているということ。

#クルマは北米になぞらえれば、ネット中心になるかな?
#それでも、ディーラーかネットかという程度ですね

耐久消費財は、時間軸を固定してユーザーを切り刻むことが出来るけど、
最寄品にそれを当てはめると、変になります。
1つの嗜好を継続する必要はないのですから。

2006/07/21

プロマネ(ブラマネ)の苦労

売れれば官軍。しかし、その逆は・・・・・・・・・
どんなに正しい道を歩んできても、売れないと責任追求される。
あ、その責任が甘い会社も少なくないが(笑

何もしなくても売れる商品があり、何もしなくても売れる時期があったりします。
その逆に陥ってしまう商品もあり、、、そんな商品を責任担当しているプロマネ(ブラマネ)がいます。

売ることを一生懸命に様々な戦術を施し、たゆまない努力をプロマネはします。
そして、売るということに関しては結果を残したとしても、利益効率が悪いなどと攻められるプロマネもいます(涙

モノを売るためには、マーケティング戦略が正しいか否かはどうでもよく、(どうでもいいというよりはその時の判断=その時はその時みたいな)、極論では結果論でしかありません。

2006/07/20

マーケの領域を狭くするお馬鹿さん>自戒

プロダクトマーケティング、特に消費財の場合だけかも知れないけれど、
マーケティングリサーチやマーケティングコンサルテーションといった、アウトソーシング側は、正直言って無責任な部分が少なくない。
少なくともメーカー側・サービス提供企業側に比べると、理想を言及するだけでもOKみたいなとこもある。

例えば、
メーカー側のプロマネやブラマネはその商品が売れることへの責任を負う(短期的にも)が、外部はその責任はない。下手をすると、売れている企業の成功事例を偉そうに話してしまったりする。マーケの教科書本に書いてあったりする内容を受け売りで。無茶なことも提案できてしまうわけで・・・
#飲料を売るなら自販機を全国展開しろ!だとか(笑

少なくとも提案内容には責任を持つ気持ちは必要だろう。(自戒も込めて)

2006/07/19

現状ではマーケの領域は狭い?!

今後も広いとは言いがたいかな??????


グーグルにしても、広告をターゲットとしたから今現在があるんだろうな。
ビジネスとしては、今ある領域からお金を取ってくるってのが一番の近道。そんな中、効果に関しては曖昧な世界でしかなかった既存の広告や販促は、将来的にネットに変わられる可能性があると。

具体的には、、、
これまでのマス広告ってのは、効果測定もしてるだろうけど、実は曖昧な部分が残っている。
販促営業ってのも、ダイレクトな効果はわかるけど、こちらも曖昧な部分が。
一方、その広告+販促の部分で、ネットは実にわかりやすい。

ネットでは単刀直入の回答が出やすいですね。「ネット(広告)で商品を認知」?「サイトにて商品購入」、とかなり大雑把な流れで言うと・・・の中で、メーカーにとっての必要データが得られるわけです。

数値での結果が取れる、要はコンバージョンまでの数値がわかります。

マス広告や販促営業はというと、絶大な効果はあるわけだけど、
・認知率や広告効果は調べられるけど、それにより売れたかどうか、は実は定かでない。
・販促営業によりレスポンス率などは分かるけど、これも継続的に売れるという確証はない。
わけで、、、

ま、このグレーゾーンに実は色々とマーケティングセンスが 必要なわけなのだが・・・

2006/07/17

ネットリサーチの信頼性・有効性?

商品企画のアイディアをぶつけてみるとか、押しなべて広く当たってみるとかには向いているのかも。
そして、リアルリサーチも限界が見えているし、ネットリサーチが特殊なサンプルとも言えないな、と。

リアルリサーチでは、サンプリング理論という理論武装があり、代表性を持たせられる/確証があるデータである、とされているけど、、、
ネットリサーチはそもそも有意抽出サンプリングとして扱われれるので、このあたりは全く統計理論に乗らないと。
継続的なモニターとも違って、管理が出来ていない・成りすましが存在するという言われ方をする。

間違えではないが正しくもないかな?!

マーケは実学なので、より多くを説得させられればいいわけで、特に社内説得が最も面倒な企業では有効な手段ではあります。

世代(論)とライフステージ(論)

拙いマーケティング経験の中で思うこと。
男性は世代論で語れる!女性はライフステージ(チェンジ)で語れる!
ということ。

男性は世代で語れる部分が非常に多い。というか、ここにしか男性同士の共通認識がないとも言える。コーホート的見方でことが足りる。
男性は、こどもの頃に流行ったもので話しが盛り上がれるし、ファッションやらライフスタイルの元も引きづるケースも多い。結婚しても、子供が出来ても、基本的な生活は変わらないし、趣味も変えずに済む。

一方、女性は同世代の共通認識だけで人付き合いはできない世界に住んでいる。
例えば、結婚により仕事を辞める、出産や子育てのために仕事を続けられない、などなど。その逆の道を進むにしろ、先に進む時には必ず選択を迫られるということ。先に進む(?)という選択を意識しなくても、女性としての時限爆弾はあるし・・・。少なくとも男性は、何も変えずに一生を過ごすことも可能!という点で全く違う。
これも、あくまでもステレオタイプだが、、、
子供が出来て、子供が幼稚園?小学校?と進級すれば、その母親同士の付き合いは、、、、、、、

2006/07/15

衆愚と衆知

マスメディアにとって大衆は衆愚(って本当?)で、ネットはその最たるものだったらしい(ってのも本当?)
ま、そんなことはどうでもいいや。
専門家・有識者の意見の集大成よりも、blogの意見の集約意見の方が、未来予測が正しかったという例も紹介されたりしてます、色々と。(これについても、だから何だってか!)

でも、解かる気がします。直前メモでも書いたデルファイ法にも絡むかなぁ。
前者は「尖がった少数サンプルの予測まとめ」でしかなくて、後者は「中庸の大サンプルの人気投票」でしかないと。
前者は「トレンドリーダーを自負している人」でしかなくて、後者は「トレンドを見極めたい人」でしかないと。
飛びすぎだけど、、、前者は「衆愚を導いているつもりの人」で、後者は「デジタル情報でしかない知性を身にまとっている人」、というところか?

デルファイ法って何だっけ?

専門家・有識者へのヒアリング方として、デルファイ法があるけど、今じゃ聞かないよね。
なぜだろ?
技術シーズがまずあって、それを前提にどう展開するかという時代なら、この予測方法は確かさが高いのは当然。
でも、今の時代、儲からないと展開できないことが分かっているので、専門家・有識者の意見がなんぼのもんじゃい、ってことなのかな?
儲かるネタがあった時に、それを実現する技術ベースはあるからね。

マーケティング雑記のはじまりぃー!

これから書くことは、私的メモです。
誰かに読んでもらうために書いてるわけではないです。

じゃあ、なんでココで書くのかって?

人が読むかもという前提がないと、
あとで自分で読み返した時にも理解できないかもと、思ったからです。

私は文章力がないので、意味の通る内容のものを残しておくためです。
公共の場?にて失礼します。