2007/12/22

デザイン評価ツール・・・その2

 
デザイン評価ツール・・・
のつづきです。


#商品企画・デザイン企画・ブランド戦略のための【支援方法】は私にとってのマーケの命題かも。

で、「ツール」ではなく、その「運用」であり「体制」が重要だなと感じる、今日この頃。
本来的には、ユーザーのデザイン評価の視点・構造を計り、

★ユーザーの評価をデザイナー側に翻訳する、さらには
★ユーザーとデザイナーとの評価視点の共通言語化を計る

ことが目的な訳だけど、、、

「デザイン(商品)評価ツール」が出来上がると、弊害が発生します。



運用が形骸化する(要はルーチンワーク化する)ことで、翻訳作業や共通言語化がなされず、サーベイだけとなり、結果的に


●製品のデザインイメージ調査、さらにはブランドイメージ調査
だけとなってしまう。
そのブランドが持つイメージが次期型にも継承されているかのチェックだけになるとか。

さらに、デザインやブランドイメージの「ユーザーの評点」を得ることができてしまうがために、
●商品評価のうちのデザイン要素の占める割合
が計れてしまい、
●商品でなく、デザイナー(技術者)評価

にも使えてしまったり、、、、、、



ということで、、、デザイナー&デザイン側全体の管理ツールにも使えてしまうのです。
そして、このツールの本来的な意味がなくなってしまうのです。

 
 
 
 

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