2007/12/26

デザイン評価ツール・・・その4

 
 
デザイン評価ツール・・・
デザイン評価ツール・・・その2
デザイン評価ツール・・・その3

のつづき。まだやるか(笑

要は、
「汎用性の高いツール」、これって現場支援ツールになるの?

です。



で、
汎用性の高いツールを作るのは簡単です。

いや、簡単というのは語弊がありますが、要は理詰めで出来るわけだし、汎用性という大鉈を振るって、瑣末?!な現場視点を排除できるわけだしね。

閑話休題。
で、本来的な問題は、それが現場で使えるのか?現場に必要なものなのか?であると。




汎用性の高いツールの方が時代耐久性(いつまでも使ってもらえる)があるという見方もあるでしょう。特に広告代理店やコンサル業界だと。


あとは、
デザイナーさんの感性や右脳に任せる!

という風土があるなら、私も喜んで、ダイナミックな(大胆にばっさり削ぎ落とした)汎用性の高いツールを作って見せますよ。(と、大見得を切ってみる<笑)

2007/12/24

デザイン評価ツール・・・その3

 
 
デザイン評価ツール・・・
デザイン評価ツール・・・その2
のつづきです。

「汎用性の高いツールは必要か?」について

商品・サービス等の評価、これを公平な結果判断したいと思うのは、ま、普通のことですね。

一企業でも、多種多様な商品・サービスを消費者に提供してるわけですから。

ま、自動車メーカーだと基本的に自動車だけですが・・・


普通に考えて、社内の多岐にわたる商品ジャンルを公平評価したいでしょう。

でも、それにはかなり大きな壁にぶち当たります。

その時は、一企業の商品だけだと、組織的にも「諸々の大人の事情」が出てきて、組織的にいっこうに進みません(マジ、ホントに)

例えば、「広く大衆向けの□□という低額商品と、富裕層向けの△△という高額商品を横並びで評価されても困る」とか、「○○という商品は、営業とか広告とか全社的なバックアップがあったからだ」とか、



で、例えば、ユニバーサルデザインとかユーザビリティとかに、公平な目を期待したくなります。「使いやすさ等」を評価・判断する時の、一律の基準がほしいわけです。


(広く外に向くのは良いことです。企業って、他の業界の商品・サービスのことを本当に知らないですからね)

なので、マーケティング業界でも、広く売れる【指標化】【汎用性の高いツール】を検討したりもします。
というか、そういうことをしたがります。
#嫌いです!
 
 

2007/12/22

デザイン評価ツール・・・その2

 
デザイン評価ツール・・・
のつづきです。


#商品企画・デザイン企画・ブランド戦略のための【支援方法】は私にとってのマーケの命題かも。

で、「ツール」ではなく、その「運用」であり「体制」が重要だなと感じる、今日この頃。
本来的には、ユーザーのデザイン評価の視点・構造を計り、

★ユーザーの評価をデザイナー側に翻訳する、さらには
★ユーザーとデザイナーとの評価視点の共通言語化を計る

ことが目的な訳だけど、、、

「デザイン(商品)評価ツール」が出来上がると、弊害が発生します。



運用が形骸化する(要はルーチンワーク化する)ことで、翻訳作業や共通言語化がなされず、サーベイだけとなり、結果的に


●製品のデザインイメージ調査、さらにはブランドイメージ調査
だけとなってしまう。
そのブランドが持つイメージが次期型にも継承されているかのチェックだけになるとか。

さらに、デザインやブランドイメージの「ユーザーの評点」を得ることができてしまうがために、
●商品評価のうちのデザイン要素の占める割合
が計れてしまい、
●商品でなく、デザイナー(技術者)評価

にも使えてしまったり、、、、、、



ということで、、、デザイナー&デザイン側全体の管理ツールにも使えてしまうのです。
そして、このツールの本来的な意味がなくなってしまうのです。

 
 
 
 

2007/12/20

大人のゲーム?

 
LVMHグループ(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)ってのがあるよね。
なにこれ?ってぐらい、すんごいブランドの集合体です。


どうしてこうなるんだろう。


そういえば最近のうわさで、
「Nikeとアシックスで、アディダス買収?!」ってのがあったけど・・・

これも大人のゲーム?(笑
 
 
 

2007/12/19

デザイン評価ツール・・・

 
数値化は何のため?
の冒頭で書きました。

===
技術セクションの方からのオーダーは、得てしてまとまりがないものが多いです(笑
===

で、どう展開・進展していくかを考えた時に難題が多くなります。

最終商品に近いデザインセクションの人でも・・・

そう、デザインの話しで言うと、、、

マーケでは例えば、「デザイン評価ツール」なんてものを企図したりします。

これは、もともとデザイナー向けのもので、
●一般消費者がどんなデザインを求めているかを知る
●デザイン嗜好に合わせた、設計・デザインをしやすくする
ためのツールの開発を企図しています。

要は、デザイナーのために、
●上市された商品のデザインが企画側の狙い通りにはまっているか
●次期開発のためのデザイナーの参考情報を得る
という支援ツールな訳です。

これらは、メーカーで言うところの開発側の支援ツール

「売り手」ではなく「作り手」のためのマーケティングなのです。
べたで言うと、【営業】ではなく【工場】側です。



お、
マーケティング費用<研究開発費用
で書いたけど、
「技術・開発セクションを別会社にしてる企業も少なくないよね」と。
大塚製薬工場とか、本田技術研究所とか。

※「別会社」というより、メーカーの基本として、作り手=工場が【本家】なんでしょうね。




#ホールディングカンパニーなんて、、、大人のゲーム?
 
 

2007/12/18

何でも数値化は出来るけど・・・

 
ま、アンケートしてしまえば何でも数字にはなります。
マーケティングリサーチでも、実験計画でも官能調査でも、、、
ファクトベースでないものも、ま、数字になるわけです。


===
「○○を知っていますか?」という問いなら、

人間の記憶は曖昧だとしても、一応ファクト(事実)ですが、

「あなたはおしゃれですか?(おしゃれだと人から言われますか?)」という問いに、
「そう思う」との回答がファクトか否かは???なわけです。
===




あと、例えば、そうだな~、例えばデザインイメージについてですが、

===
①「あなたが○○に望む、デザインのイメージは?」との問いに、

「かわいい」デザインという回答があった場合



②「この商品のデザインイメージをお知らせください」との問いに、
「かわいい」という回答が合った場合
===

①と②は、多分意味が違います。

①の「かわいい」は「Good」に近いと思います(特に女性の場合)。で、②の「かわいい」は「Cute」とか「Pretty」に近いかなと。
 
 
 

2007/12/17

数値化は何のため?

 
技術セクションの方からのオーダーは、得てしてまとまりがないものが多いです(笑

リサーチかじっただけとか、統計かじっただけの人よりは、ずっと前向きな議論が出来ますが・・・

気持ちは分かりますが、それは数値化できないよー・・・とか。

大昔のことですが、
クルマの魅力要素として、エクステリアデザインとインテリアデザインの構成比は?(2つだけとして、6:4とかを知りたいと)という問いかけがありました。

ま、今は【AHP】(今?、少なくともその当時は知らなかった)とかいう解析手法もあるみたいだけど、
当時は困りました。


※どちらにより注力すべきかということを数値化したいという話しは、昔以上に多いようです。


で、今、同じ問いかけがあったとしても、私は断ります。
いや、断りたい(笑
いや、お遊びならやってみるのも楽しいかな(笑
(こんなことにお金使っていいのかなと思いますが・・・)
 

2007/12/15

マーケティング費用<研究開発費用

 
マーケは管理セクションではない!
では、心穏やかな私にしては珍しく厳しい口調?で、某自○○メーカーの話しをしました。
で、この話しをつづけます(笑

というのも、「大手メーカーは流石にすごいや!」と思ったので。

大昔にも同じようなことがあり、その時も思ったのですが、、、

===
某メーカーの某セクションは、マーケティング費用の無駄を無くすべく「管理セクション」としての権限を強めてきました。


プロモーション活動や広告費もそうでしょうが、まずはリサーチ費用が標的でしょうね。

#ま、それはそれで正しいと思います(笑

が、、、流石、製造業。良きモノを作ってなんぼ、の世界。



!!!そう【研究開発費】です。
その手があったか!
そりゃそうだ、【研究開発費用】は削ってないよな!
===


【研究開発費】を使ってのリサーチ・研究が増えていくのでしょう。

#「結局、マーケは、メーカーでは偉くなれない!」
#「やっぱ技術ありきだな」と(笑



技術・開発セクションだけ、別会社にしてる大手企業も少なくないよね。
大塚製薬工場とか、本田技術研究所とか。
 

消費財メーカーの使命は・・・

 
メーカーは、よりよきモノを作って、生活者に提供するのが使命です。
#違うかな?

でも、最近なんかおかしくない?

企業としての利益効率が最優先で、使命とか企業理念とか企業ドメインが無視されてる気がします。
(食品業界の賞味期限偽装とか、そんなレベルの話しではなく)

効率のため(だけ)に、マーケティングが利用される傾向があるような。
効率追求以外は、マーケティングが不要とされてるような。
(効率も重要なテーマで、マーケはそれに応えられる可能性を秘めてはいますけどね)

ちがーうっ、ちがうんだよーー。

上手く言えないけど、、、そればっかじゃないんだよと。

(短期的に)儲けることだけが最重要課題ではないんです。
・・・企業は、儲け続けないと存続できない?

・・・発展・繁栄には資金力が必要?

これに反論は出来ませんが・・・
 
 
 
 
 

2007/12/13

オーバーチュア「キーワード検索ツール」の再開を求む!

 

Google色々・・・
で、さらっと触れた「オーバーチュア」。
この中に、優れものの「キーワード検索ツール」というのがありました。

今はもう利用できないのですが・・・
今さらながら、再開を期待したいものです。


検索数の推移を見たりにはとっても便利でした。


例えばがこれ。
キーワード「サプリメント」での、検索数の結果、
それを加工したものです。


なかなか面白い傾向が見えます。
 

 

イースターエッグ

 
Google Earthにフライトシュミレーターゲーム。
(ちょっとわざとらしい感じしますが・・・)

あとは検索してみてください。

Googleは遊び心(の演出)がありますね。
クリゴン語とか・・・
「42」とか・・・(SF好きは是非検索してみてください)
 

2007/12/12

マーケティングは科学か?

 
アウトソーシング先としてマーケティングをしている上では、
科学という【ハク】に頼った方が楽です(笑

科学というか学術というか、テクニックというかツールというか・・・
いずれにしろ、何かに頼れると有難いわけです。

というのも、マーケは説得のビジネスとも言えるわけですから。
(ビジネス限定だと思うけど)

でも、それだけではマーケティングの実際には対応できません。

右脳が大活躍して、左脳がバックアップすることが多いと思います。
特に商品企画(~ブランド戦略まで)の『実際』では!

要は後付けの役作りです。
良い言い方をすれば、懐の深さ・バックグラウンドにある情報や引出しの多さ・・・
担当者個人の能力の発揮・・・

(組織ではなく個人だと)
それがマーケティングする楽しみだと思います。



#少なくとも、科学を効率だけに使うのはどうかと・・・
 

2007/12/11

DSテレビ買いました

 
あ、そうそう。言い忘れてました。
「DSテレビ」買いました。

DSについては、
ニンテンドーDSの可能性
ニンテンドーDSの可能性②
ニンテンドーDSの可能性③
DSブラウザー買いました

など、色々書きました。

ま、おもちゃですが、なかなか発展性がありそうです。

DS携帯音楽プレイヤーなんてのも面白そう。


で、DSテレビはオンライン販売のみです。
 

2007/12/10

マーケは管理セクションではない!

 
マーケの成功事例として、某自○○メーカーの例があったりします。
マーケ業界からの人材が上手く機能(?)した例として。

でも、どうなんでしょう?
はっきり言って私は違うと思います。というか、前途多難だと。

トップの方の発言には含蓄がありますが・・・

勝手に「管理セクション気取り」なだけで、マーケも分からなければ自○○のことも知りません、ってな人材が集まってるだけな気がしてなりません(個人的な印象です)。
何だか、部署内の上のご機嫌伺いをしてるだけで、セルフジャッジができない人材ばかりになってません?

(一番、勉強してる部署らしいけど、、、ナレッジの蓄積・部内共有・全社展開まではかなり遠そうな気がします<部外者のくせに偉そうですみません)

#ちょっと言いすぎかな。私の個人的な恨みに聞こえたならお詫びします。ただの感想です。他の会社と大きく違うので、敢えて言ってみました。
 

2007/12/09

旧インフォプラントのプレスリリース

 
顧客情報、購買情報まで届かない・・・
というか、有用情報が使えない・・・
・・・歯がゆい、痒いところに手が届かないというケースが多々あります。


ヤフーバリューインサイトというか、旧インフォプラントのプレスリリースにこんなのがあります。
ちょっと古いですが。

会員管理サービスを開始
~会員管理ノウハウを元に、企業の会員組織を活性化~

インパクトはないけど、いいとこ突いてるなと思います。


物販・流通を始めとして、メーカーも通販サイトがあったり、総合的な会員管理をしてたりしてて、とても有用な「顧客情報」「販売データ」(個人情報という意味でなく)を持っています。

しかし、宝の持ち腐れ状態の企業がかな~りあります。

いわゆるマイニングしてくれ!と言わんばかりの宝の山が眼前にあるわけです。
また、マイニングに限らず、単発リサーチでも、この「顧客情報」と(個人情報を除いた情報と)紐付けしたいと思うわけです。単発のリサーチでは痒いところに手が届かないので。

ですが、紐付けさえなかなかできないという壁にぶち当たります。
個人情報?絡みだと、企業側は腰が引けます。
部署も違ったりで。個人情報抜きといっても、もとのデータソースは個人情報付きであり、グレーゾーンもあったりで、何かと面倒な感じがするわけです。
そこら辺がクリアになったとしても、企業にとっては大切な資産なので「外に出してはいけない」という雰囲気が蔓延しているようなのです。


#webマーケ会社やデータセンター系企業、コンサル会社や大手広告代理店・大手商社系では、色々取り組んでいるようだけど・・・・・・>いや、汎用的で儲かるとこにしか力を注いでないだろうなぁ~
#クライアントトップ企業は自前でやってそうだけどね
 

2007/12/08

企業の適正規模は・・・

 
自動車メーカーの就業者数って多すぎない?
本気でそう思います。
バブル前もそう思ったし、バブル中もそう思ったし、バブル崩壊後もそう思ったし、今でもそう思ってます。

日本の基幹産業だから、大量の雇用者を抱えてくれる社会的な責任も大きいのですが・・・

良い商品を作るのに、こんなに大勢いらないと思うのは私だけ?

色んなことしてる人が多いなら良いんだけど、不要なところに一杯いたりとか、、、
 

2007/12/07

マーケティングとは何ぞや?<知らんがな(笑

 
マーケティングとは何ぞや?
という話題はあちこちでありますね。


これはとても難しい命題です。で、私にはよく分かりません。

マーケティング関連の協会やら業界団体やら学者さんたちがいわゆる定義を出してたりします。
ま、それらも時代とともに変化したりもします。


で、AMAの定義が2004年に変わったらしい。(ココ、何気に分かりやすいかも↓)http://blog.mitsue.co.jp/archives/000236.html

マーケには特定の主体はないと思っています。
マーケティングを仕事としていると、どうしても主体は企業?非営利も含めた組織?

と考えてしまうし、その方が理解しやすいですよね。
でも、主体はないと思うんです。主体がない方がいいと思います!

普通に考えると、売上や利益を求めて効率化を計る!という方向性に向かいやすいと思います。効率化が計れた時に成功という表現もされますが、それだけではないはずです。
組織存続としては、売上や利益が最優先でしょうけど、、、

長期的というか「存在理由」とは違うかもと。(誰にとっての存在理由かは、また難しい問題ですが・・・)

組織存続しないことにはどうしようもないんでしょうけど、
例えばメーカーなら生活者に対して「より良きモノ・サービスを提供する」とか。

漠然としてるし、オプティミズムすぎかもしれないけど、衆知の極みがあるのではと思う。

う~~~ん、ずっと上手く表現できないでいる話しなのです・・・・・・(失礼)

マーケの存在理由がないからなのか(笑