2006/10/04

こどもマーケティング(3)

先日、初めてサンリオピューロランドに行ってきた。
その時気になったことが1つ。オープンスペースにてショウがあったのだけど、その中で英語コミュニケーションをテーマにした内容のものがあり、「英語をしゃべるお友達の○○ちゃんがECCという国に住んでいる」云々の行がありました。

あくまでも個人的感想ですが「あーあ」と。

話しはちょっと逸れますが、つい最近、文部科学大臣になった方が「小学校教育の場において英語の優先順位が高いとは思えない」的な発言がありました。
軽々と方向転換するのはどうかなとは思いますが、基本的な部分は私も賛同します。
最終的に英語くらい話せた方がいいのでしょうが、あくまでもコミュニケーションツールでしかありません。コミュニケーション上、日本人のコンプレックス(英語コンプレックス?外人コンプレックス?白人?)を取り除く意味では遊びの延長で、英語教育があることは歓迎すべきです。
が、国際化=英語ではないし、英語=自己主張でもないし、、、


私としては、英語教育を軽々しく「商売」にすることに抵抗感があるんです。儲かるからやっている、親側が望むからやる、という方針に引っ掛かりがあるんです。


#罵詈雑言になってきましたね。失礼。


ま、軽いノリのまま、「こんなのもあるよ」というレベルなら許せるのですが、これが儲かる商売に育ってくると、挙って色んな業界から参入があって、無意味に加熱したりもするわけです。これにマーケティングが加担することもあったりするのが辛いとこなんです。


ベネッセはというと、ドメインは「教育」なのでしょうが、通販(ダイレクト販売)をベースにしているので、ついつい効率優先の頭が出てきてしまう傾向があるように感じます。(※個人的な印象です)
基本はこどもの知育・教育があるのだと思うのですが、企業として儲けていくことを考えると「お母さんが楽できる」という部分にも目が向いてしまうのだと。
(例えば、子供にビデオをみせておいて、その間に家事が出来るというのは非常に有難いことです。心理的にも余裕が出来ますしね。でも、そこが第一義なのかは要検討だと思うのです。)


ベビー‐トドラーを考えた場合、「知育・教育」に優先するものを忘れてしまうとかね。それはまずは「からだの成長」「食育」だったりするはずなのにね。
「教育(勉強)」以前に「成長(経験・実体験の積み重ね)」があるはずなのです。

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